何から書けばいいのでしょう……書きたいことがありすぎてどうしましょう……と、ちょっと興奮気味の恵比寿OLシュー子です。と言いますのも、たった今、フルオーダーメイド靴(試し履き用)を履いて、歩いて帰ってきたところなんですよ!!
結論から書きますと、 “初めて履いた7cmヒールのパンプス” で、1時間25分(4.1km:5609歩)、足をまったく痛めることなく歩けたのです!!
信じられない……嘘みたいでしょう!? わたしは夢のようだと思っています!
あるいは「フルオーダーメイドなんだから当たり前じゃないか」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、もうずっと靴で苦しんできたわたしは今、じんわりと感動しています。
でも正直に言うと、出かけるまでは半信半疑でした。というか、“まあそれなりに痛いだろうな、ツラかったら引き返そう” と、8割くらい疑っていました。なぜならわたしは、スニーカーやフラットシューズでさえ、慣れるまでに数週間は履き心地が悪く、足を痛めてきましたから。初めて履く7cmのパンプスなんて、信じられるわけがなかったのです。(靴職人の印南さん、あんなに親身になってくださっていたのに、ごめんなさい)。
もっと言うと、本当はこの靴、半月も前に受け取っていたのですが、履けずにいました。初回はどうなるかわからないから平日、会社に履いていくことなんてできないし、休日も気づけば10kmくらい歩いてしまうことがあるので履けるわけがなく……ようやく今日、意を決して出かけたのです。
あらゆる脳内シミュレーションをして靴ずれ防止テープを貼り、ストッキングを履いて、皮ベルト(靴と同じ素材で作っていただいた物:これを付けると靴と足が離れず、より安定する)も持って、出かけました。いつでも引き返せる状態で、なんの予定もなく、ただ足を靴に慣らすために散歩をしたのです。
すると……最初歩き始めたときはどうにも窮屈で(型紙を見ると分かりますが、あきらかに足より靴が小さい設計なので)、「ま、こんなものだろうな」と思っていたのですが、しばらくしたとき、靴に対して思ったのが「きみ、わたしのこと知っていた!? 初めて会った気がしない……」ということでした。もう、靴に話しかけてしまうレベル。一番すごいのは、かかとがピッタリというところです。とにかくパカパカしないのです。
最初は20分ほどで帰宅する予定でしたが、「これはいけるかもしれない」と判断して、そのままドラッグストアに行きました。洗剤など合計1kgを超える生活用品を買っても問題なく歩けて、一度帰宅しました(この時点で40分が経過)。でも玄関で、「まだ歩けるよなあ」と思い、荷物を置いて駅ビルに向かい、雑貨や本を買ったり、階段を上り下りしてみて、帰宅しました(合計1時間25分)。
その間、わたしは何度も窓ガラスや鏡に映る自分の足元を見ました。そして「5cmヒールにしなくてよかった。7cmくらいないと、ヒール感が出ないな」と思ったり、「姿勢が自然と良くなるからすごいよなあ」と感心したりしていました。
さて、興奮して解説が後手になってしまいましたが、タイトルにあるように、これはまだ “試し履き” 用のパンプスで、完成品ではありません。これをしばらく履いて、どこが痛くなるか、どう直したいかを靴職人さんに伝えて、完成品を作っていただくのです(完成品の色は青になる予定です)。
注意点として言われているのは、「7cmヒールということは、足が靴の中で滑り台のようになっていて、つま先にどうしても負担がかかるものなんですね。だから少しずつ慣らして、歩くのは2時間が限度だと思ってください。また、履いた日の翌日は他の靴を履いて、足を休めるようにしてください。裸足で履いてみるのもいいでしょう。でもしっかり靴を休めてくださいね」といったところです。
まずは2時間を目指して歩きます!
来週はこれを履いて服を買いに行こうかな、あるいは美術館に行こうかなあ……と、行きたい場所がたくさん浮かんできます。
to be continue.