「右はピッタリだけど、左は窮屈」というふうに、左右の足の長さが違うことで靴選びに困っている方、結構いらっしゃるかもしれません。
「左右の足の長さが違う」のは決して珍しいことではなく、老若男女国籍を問わず、多くの方の足の長さは左右が同じではありません。これは、両手の大きさや指の長さ、両目の大きさや形が左右対称ではないのと同じことで、足の “長さ” に限らず、“足囲” や “爪の形” も左右で違うように、至極自然なことなのです。
人によってその差は違いますし、緻密に計測しなければわからないレベルという方もいらっしゃいますが、問題になるのは、“靴のサイズが左右で明らかに違う” 場合でしょう。
“大きい足のほうに合わせるのがいい(そして小さいほうにだけ中敷きを入れればいい)” とか、“小さい足のほうに合わせるほうがいい(すると大きいほうの足が靴を伸ばすからピッタリになるはず)” などと、いろんなことが言われていますが……ここは “足の健康に関する正しい知識を学ぶ” ためのサイト『Shoe Tree』です。
いつものように『足と靴の相談室』室長・印南淳氏に「靴の選び方how to」を聞いてきましたので、ご参考にしていただければと思います!
……左右の足の長さや足囲が違うような気がする場合、どうしたらいいのでしょう?
まずは専門家に相談するのが一番です。シューフィッターは無料で計測しますので、お近くの靴屋さんなどで左右の大きさの差を計測してもらい、数値を確認しましょう。そして最初の調整は専門家にしてもらってください。
……やはり自分で測るのではなく、プロに任せるほうがいいのですね。計測は無料ということですが、調整の費用の目安はどれくらいでしょうか。
中敷きを入れる、革を伸ばすなどの方法があり、店によっても料金は異なります。簡単ですから、慣れてきたら自分でもできるようになりますよ。
……自分で調整できるようになるものなんですね! できればすべての靴を、歩きやすいように調整したいと思います。
……本コーナーでは今後も靴選びに関するHow toを、印南氏に質問していきます。
お楽しみに!
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