毎年この時季になると、女性誌などで『夏本番を、自信を持って迎えるためにすべきこと』として、“脱毛” や “ダイエット” がよく挙げられますが、 “かかとのひび割れケア” も、実は欠かせないポイントなのではないでしょうか。
お気に入りのサンダルを履いてペディキュアが完璧でも、かかとがカサカサしていたらちょっとテンションが下がってしまう……なんてことも。とくに階段の上り下りの際や、かかとが綺麗な人と並んだ時などは気になってしまうものです。
そこで今回は、かかとのひび割れ対策からペディキュア(ジェルネイル)のお手入れ方法までをまとめてご紹介します。夏本番を迎える前に、足元に自信を持ち、楽しく過ごしていただければと思います!
軽いひび割れは、フットクリームでしっかり保湿すれば良くなります。
軽いひび割れは “乾燥” が原因なので、フットクリーム(足専用のクリーム)を毎日塗り、しっかり保湿すれば良くなります。
フットクリームは、両手でしっかりとマッサージしながら擦り込みます。ベタつくのは擦り込み方が足りないからなので、スベッとなるまで念入りに擦り込んでください。かかとだけでなく、足全体、爪の周りも乾燥しますので、指の間以外はまんべんなく塗ります。フットケアの先進国であるドイツのフットクリームは、角質に浸透するように作られているのでオススメです。薬局で売られている尿素入りクリームも有効です。
◆ クリームだけで治らない場合
お風呂上がりに乾いたタオルでしっかり水気を拭いてから、 “柄付きヤスリ” で一方向に優しく削りましょう。粗めのヤスリで削ったあと、細かいヤスリで滑らかにするのがポイントです。 そのあとは上記のようにフットクリームを塗るようにしてください。
(※ ご自分でケアするのが困難な場合は、フットケアサロンにご相談ください)。
◆ 深いひび割れになってしまったら
フットケアサロンに行き、角質を除去してもらった上で、しっかりと保湿ケアを行います。それでも良くならない場合は、かかとの水虫や、ほかの原因が考えられますので、医療機関を受診してください。まれに、婦人科系の疾患や、骨盤内の冷えが原因でかかとのひび割れが起こることもあります。ホルモンバランスの崩れる更年期以降の女性に多くみられます。
ペディキュア(ジェルネイル)のお手入れ方法
ペディキュアの美しさを長く楽しむためには、日々のお手入れが不可欠です。毎晩、指先や爪を乾燥させないように、爪と皮膚の間や甘皮部分にオイルを塗るようにしてください。爪周りをマッサージすると効果的です。
また、窮屈な靴は靴の内側に爪が当たり、ネイルがはがれてしまうことがあります。ゆるすぎる靴も前滑りして爪が当たる場合がありますので、足によく合った靴を選ぶことが重要です。
ペディキュアのカラーチェンジは、4週間から6週間が理想です。ジェルの性質上、2ヶ月もすれば、自然に剥がれる方向に向かいます。少し浮いてきた隙間から水が入ってカビが生えたり、グリーンネイル(爪が緑色に変色してしまう病気)になってしまうこともありますので、定期的にオフしましょう。
夏が終わってペディキュアをお休みするときは、きちんと落として爪のケアをしてから、休止期間に入りましょう。
※ 本記事は、足と爪の専門サロン「ビューティーレジィーナ(http://beautyregina.com)」代表の松尾圭佑子氏に監修いただいております。