子ども靴のサイズ選びで悩む前に、子ども靴の選び方の基本を学ぼう!
靴コラム

子ども靴のサイズ選びで悩む前に、子ども靴の選び方の基本を学ぼう!

2019/05/16 (Thu)

子どもの足は成長とともに大きさ、形状およびはたらきが変化するものです。よって靴も足の成長に合わせてサイズを変える必要がありますが、「今ひとつ自信を持って選べない」という保護者の方の声をよくお聞きします。そこで今回は、子ども靴を選ぶ際に知っておきたいポイントをお伝えします。この基本を知ることで、靴選びに関する負担が少しでも軽減されれば幸いです。

“初めからピッタリ” の靴ではなく、足指の動きを阻害しない靴を選びます。

子どもの足は、1歳から2歳にかけて平均15mm〜20mmほど伸びます。男の子では15歳頃まで、女の子では11歳頃まで年間約10mmずつ伸びるのが一般的です。このように子どもの足は日々、成長と変化をしているので、靴選びの基本は足の成長を妨げず(初めからピッタリの靴ではなく少し大きめの靴を選び)、とくに足指の動きを阻害しないことが大切になります。

ただし、つま先部にある程度(足指を動かせるくらい)の余裕は必要ですが、靴全体に余裕を持たせてしまうと、足が固定されずに靴の中で足が動いてしまい、結果的につま先部が窮屈な状態になります。これでは足指を十分動かせないだけではなく、足指の変形や爪の障害などにつながる恐れがありますので、注意が必要です。

ベビーを除き、足首のまわりはある程度締める必要があります。脱げにくい構造の形の靴や、ファスナーや紐などで足を固定する靴を選びましょう。

よくある質問「子どもは、靴を履くより裸足のほうがいいのでしょうか?」

ときどき、「子どもは、靴を履くより裸足のほうがいいのでしょうか?」というご質問をいただきます。ひとくちに “裸足” と言っても、歩く地面が適度に柔らかく、衝撃吸収性のある土や芝生であれば、足の成長を促すのに役立つこともありますが、コンクリートやアスファルトのように硬い場合はかえって足に負担をかけてしまいますので、サイズの合う靴を履かせるようにしましょう。安全面からしても、道具として靴は必要ですし、そもそも子どもの足は、骨格、靭帯、筋肉が未発達なので保護する必要があります。

※ 本記事は、一般社団法人 足と靴と健康協議会の『シューフィッター(幼児子ども)養成講座テキスト』をベースに制作しております。

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